Yahoo のトップニュースで、 中国で「独自開発」を呼びかける広告に日本の新幹線

という記事がありました。
 
 中国で、独自の技術開発や創意工夫を呼びかける新聞広告に、日本の新幹線の図柄が
使われていたことがわかり、話題となっています。

 中国の国旗や上海の高層ビル群、2008年北京オリンピックのメイン会場「鳥の巣」と
ともに描かれているのは、なんと日本の新幹線です。
かつて、東海道新幹線などで使用された「300系」と言われるタイプで、
中国には存在しない列車です。

 先月下旬、中国共産党北京市委員会が出したこの新聞広告には、習近平国家主席が唱える
「中国の夢」というスローガンのほか、独自の技術開発や創意工夫を呼びかける内容が
書かれていました。なぜ「中国の夢」に日本の新幹線が登場するのか理由は定かでは
ありませんが、鉄道事情に疎いデザイナーが精査せずにネットなどから無断で引用したのでは
ないかとの見方が広がっています。

「独自開発」を呼びかける広告で浮上した盗用疑惑。
ネット上では、「中国の夢は日本の新幹線の買収」などといった皮肉が相次いで書き込まれて
います。

こんなのは今に始まったことではありません。
2003年だったか、広州・増城市新塘鎮のホテルに宿泊した時、部屋に置かれていた市を紹介する
冊子で、インフラ紹介に広州と深センを結ぶ広深高速鉄道(この時はまだ建設前であった)として
新幹線(100系)の写真が掲載されていた。
下のスキャン写真を見て分かるように電柱の数字が裏表逆になっていることがまたおかしい。
新塘2

このように、中国ではコピーが当たり前でデパートで販売されているものも信用できません。
なんせ、深センには大きなビル一棟のテナントが全て偽物を販売していても当局の取り締まり
はありません。
また、五つ星ホテル内のテナントでも偽物を掴まされることがあります。
だから中国人観光客が日本で爆買いするのです。